Page 23:離散数学

【新たなる試練】

10月4日の水曜日。オーランド大学での授業が始まって1か月半ほどが経ち、授業や生活リズムにもけっこう慣れてきたと思いきや、またしても新たな試練(科目)が僕に襲い掛かった。

その科目の名前は、離散数学だ。この学部にしかなくて、しかも週に7時間(1コマ3時間半×2コマ)もあるときている。なんとスウェーデン語ネイティブの地元の学生たちまでもが頭を抱えているらしい。そう、魔の科目だ。

「僕、今夜だけは徹夜なんだ…!」

と、どこかで聞いた事のあるような言い回しを使ってみましたが、それは置いといて、この科目は(少なくとも僕にとっては)だいぶ厄介です。

元々数学が得意な人からしたらなんでもないかもしれませんが、僕は苦手な数学を避けるために高校では文系コースを選び、数学Ⅲと数学Cを受けずに高校卒業した奴なので、ここに来てそのツケが回ってきて面食らっているわけです。

まず「離散数学」とか、何その名前?って感じです^^; キイタコトガナイ…。。。

オーランド大学での科目なので時間割での科目名はもちろんスウェーデン語で表示されるのですが、そちらはDiskret Matematikでした。スウェーデン語での名前自体はそんなに難しそうに見えなかったのに、日本語に直してみたらむしろ「離散数学」とかもっと難しいイメージの名前になっちゃって。

 

【離散数学とは?】

さてこの離散数学、慌ててウィキペディアで調べてみたところ、一言で表すと「連続でない、とびとびの数(対象)を扱う数学」の事だそうです。

例えば、

{1, 2, 5, 6, 9, 12, 14, 15, 24, 26}の内、2でも3でも割り切れる数字はどれか?

という問いがあったとすると、その答えは{6, 12, 24}となります。

対象は数字だけとは限らず、他にも、

{フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、ドイツ、オランダ}の内、EUに加盟していて且つ通貨にユーロを使っている国はどれか?

→答えは{フィンランド、ドイツ、オランダ}てな感じな問題もあったりします。

もちろん上記の同じ6か国を基に、

・EUに加盟しておらずに通貨ユーロも使っていないのはどこか?
・EUに加盟してはいるが通貨にユーロを使っていないのはどこか?

みたいな別の組み合わせのものを選ぶように指定する問題も出されうるわけです。

これは数学理論では「集合論」と言われるもので、スウェーデン語ではMängdteoriと呼ばれています。

これは「答えはいくつ存在するか?」を考えるものであり、ITの分野で言えばプログラミングやアルゴリズム論が関わってくるので必要な学問なのだそうです。

うーむ、必要な学問の割には、既にプログラミングがかなり得意な生徒でさえも「ワカラ~ン(´ω`)」とか言ってたけどな。なくてもいいような気も…(←コラ)

離散数学の中核をなす分野としては、上記の集合論を含む「組合せ論」の他に「グラフ理論」というものもあるらしいのですが、こちらはまだ授業で習っていないのでなんとも言えず…。

 

【教材はこんな感じ】

で、授業で出てきた課題の一部がこちら。

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワカラン……… _| ̄|○

 

 

特に問9~11では僕の両サイドに座っていたスウェーデン語ネイティブのフィンランド人の学生たちも困っており、みんなしてウンウン云々唸っていたものでした。

 

【交渉OK】

で、この課題はそのまま宿題になったのですが、提出期限がなんと翌日の午前11時までとなっていました。何ぃー!そもそも問題で何を聞かれているのかもわかっとらんのに、これを一晩でやれと?別の先生が教えてくれているプログラミングの授業とかだと締め切りはいつも課題が出された日の数日後~1週間後とかなのに!

…と思っていたら、授業の終わりがけにクラスの女の子2人が先生の所に話しかけにいっているではありませんか。

すると先生がみんなにこう言いました。

「今回の課題、どうやら締め切りが厳しすぎるみたいなので、期限を少し延長しますね」

締め切り日自体は変わりませんでしたが、時間はその締め切り日の14:30までにしてくれました。その日のこのDiskret Matematikの授業は12:30から16:10までなので、授業が始まってから最初の2時間までは課題のために使えて、先生に質問したりクラスメイトと相談するのもOKという事になりました。

よかった、助かった!

そのおかげもあり、今回の課題はなんとか締め切り前までに仕上げて提出できました。

それにしても、フィンランドの教育はフレキシブルだと聞いていましたが、締め切り延長の直訴もありなんですね。いやぁ、全然思いつかなかったッス。今後もまだまだこの国の教育にはいろいろ発見がありそうですね~。

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