「フィンランドに学力格差はない」は嘘だった?地方教育機関の現実

フィンランドば国際学力調査PISAで好成績を残した事がきっかけで「教育大国」として一気に注目を集め、「高い学力の秘訣は落ちこぼれを出さない仕組みづくり」とも言われています。これは言い換えれば「フィンランドでは学力格差がない(格差が小さい)」とも表現できるのですが、果たしてこれは本当なのでしょうか。2017年から実際にフィンランドの大学で勉強している僕がその疑問を検証します。


昔ほど芳しくないフィンランドの教育事情

フィンランドが「教育世界一の国」として国際的に大きな注目を浴びたのはこの記事を執筆している2020年3月より10年以上も前の事ですが、今でも「フィンランド」という国名を聞いただけで「ああ、学力世界一の国だよね!」と連想をする人は少なくありません。

しかし、実際にはここ最近はフィンランドの教育には課題があると指摘されるようになっています。中でも注目すべき点が、フィンランド社会における貧困率の上昇。この国が「誰にでも質の良い教育を平等に」という理念を実現できていたのは国民の経済的格差が極めて小さかったからこその話ですが、貧富の格差が広がれば、当然それと連動して平等な教育機会の確保も難しくなります。

僕はフィンランド人たちに「君はなぜそんなにフィンランドに移住したいのか」と聞かれるとその度に「男女平等とか政治のクリーンさとか、あらゆる世界ランキングで上位に食い込んでいて、社会的にも進んでて住みやすい国だから」と答えるのですが、中にはその回答を聞いて表情を曇らせる人もいます。「自分の家は貧乏で、家庭の事情もあって大学どころか高校も卒業できなかった」と打ち明ける人もいました。

フィンランドは今でも「福祉が充実してる」と言われますが、だからといって文字通り全員がその恩恵を受けられているというわけではなく、苦しい生活を強いられている人もいるようです。

ただし、先ほどの「自分は中卒で…」とカミングアウトした人も「でもフィンランドでは一応『貧困で苦しんでいる人がいる』という事実は認知はしてもらえてるし、それを是正しようという姿勢も見られるからそこは評価できる」とフォローもしており、フィンランド社会は世界的に見ればまだまだ恵まれているという認識は十分にあるようでした。少なくとも、

「貧乏な奴はそいつの自己責任。それが嫌なら自分が政治家になって国を変えるか、国から出ていけばいい」

みたいな、どっかで聞いた事のある冷酷な自己責任論を振り回すような風潮はそれほど強くないですね。

【参考記事URL】
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_1702/

Nya Åland新聞「オーランド諸島は学力低い」

僕が通っているオーランド大学は地元紙のNya Ålandという新聞をとっているのですが、ある日こんな見出しの記事が目に入ってきました。

「オーランド諸島はフィンランド本土に比べて学力が低い」

オーランド諸島には大学がオーランド大学1つしかなく大学院はないため、島を出ずに修士や博士課程に進む事はできません。本土と比べて最終学歴が低い人の割合が大きいというデータも、オーランドを「低学歴」とする結論の根拠となっているようです。

この新聞の記事内でオーランド側は「最終学歴だけで学力は測れるものではない!オーランド諸島だってちゃんと本土に匹敵する学力を確保できている!」と反論していたのですが、僕は個人的にはこの反論にはあまり説得力を感じませんでした。なぜかというと、データ上だけでなく僕の肌感覚でも「学力が低いのではないか」と疑いたくなるようなケースをいくつも見ているからです。


国語力・読解力の低い教員

僕がさっきの新聞記事の「オーランドは学力が低い」という指摘を「そうかもな」と思うようになったのは、この大学の何人かの教授とのやりとりがきっかけです。なんかね、国語力・読解力の低い人がけっこういるんですよ。

例えば、とある先生の授業の課題を提出した時の事。この授業では基本的に課題提出はオンライン上で行われ、先生のチェックが終了するとGodkänd(合格)またはUnderkänd(不合格)のどちらかが表示されるようになっています。

ところがある日、僕の提出した課題がGodkänd(合格)ともUnderkänd(不合格)とも表示されていませんでした。時期的にチェックは終了してるはずなのにです。状況がよくわからなかった僕は先生に質問しました。

「課題を提出したのですが、結果が合格とも不合格とも表示されていません。僕の課題の結果を教えてください。もし不合格だった場合、どの部分が不十分だったのかも教えていただきたいです。」

この質問に対して、マトモな読解力・国語力のある人であれば、

合格の場合→「君の課題は合格ですよ。何も修正すべき所はありません」
不合格の場合→「君の課題は不合格です。理由は〇〇と××の部分が不十分だったためです。」

という感じに、どちらかの回答をくれる事でしょう。そりゃそうですよね、合格か不合格かの二者択一の質問をしているのだから、回答も二者択一形式でなければおかしいのです。

しかしこの先生の回答はこう。

「画面に『合格』と表示されていれば合格ですし、『不合格』と表示されていれば不合格です」

全く回答になっちゃいない。

他にも、小論文形式の課題に取り組んでいた時に「参考文献」に関して次のように質問した事がありました。

「この『参考文献』についてですが、これまで何人かの他の先生の授業でも似たような課題に取り組んできたのですが、先生によって『参考文献の定義』が違うようでした。人によっては図書館の本しかダメな事もあれば、ネット上のブログ記事なども参考文献と認める人もいました。この授業において、あなたの定義ではどこからどこまでが『参考文献』ですか?」

そして先生の回答。

「参考文献の定義がわからないなら、Googleで検索して調べてください」

全く回答になっちゃいない。

どちらのケースでも僕は納得のいく回答が得られるまで何度もしつこく食らいつき、最終的には質問に答えさせる事ができたのですが、1件目のケースでは僕は合格してたので何もする必要はなかったらしく、2件目では図書館の本しか参考文献として認めないとの事でした。

なぜたったこれだけのシンプルな回答が1回でできないのか謎です。


「この無能は一体どこのどいつだ?」

先ほどの例は「先生に国語力がないために会話が成立しない」という内容で、これらのケースでは授業や課題の内容自体は比較的マトモでした。しかしこれから紹介する事例は、授業や課題の内容自体も何も得るものがないのです。

この事例の先生は説明が壊滅的で、もはや「説明」の役割を果たしているとは言えません。僕以外は全員現地語のネイティブなのですが、僕のクラスメイトも授業が終わるたびに

「何も学べるものがないクソみたいな授業だ」
「あの先生のあの説明で内容を理解できる奴の頭が理解できん」

などとボロクソ言ってました。

そして、説明ができないだけでなく、この先生の出す課題はそもそも課題としても不適切だったという事がある日わかってしまいました。

僕のフィンランド人の友達の中には既にプログラマーとして働いている人がいるのですが、ある日彼にこの先生の課題でどうしてもわからない所を教えてもらおうと、課題のファイルを送って助けを求めたのですが、この課題は彼でもよくわからなかった様子。

すると彼は、彼のお父さんにこの課題を見せて聞いてみるというのでした。実は彼のお父さんもプログラマーであり、当然キャリアはお父さんの方が長いわけです。で、しばらく待つと返事がもらえました。

「お父さんからもらえた返事なんだけど、『一体どこのどいつだ、学生にこんな課題をやらせようとするバカで無能な教員は』とか言ってた」

どうやら現役プログラマーからも理解を得られないような課題内容だったようです。

で、この先生、先ほど紹介した事例のように「国語力がなく会話が成立しない」という性質も併せ持つため、わからない所をこの先生に質問しようとも完全に時間のムダ。それどころか僕がまだ質問してる途中なのに話を遮って全然関係ない話を長々と続け全く質問に答えないという始末で、さらにタチが悪い。マジでどうにもならんのです。

この先生の他にも、例えば「たったそれだけの内容を伝えるためだけになぜ3時間半も費やす?50~60分ぐらいでまとめられるだろ」と思うような授業構成にしてくる先生もいますし、とても巷で言われる「フィンランドの教員は指導力が高くて優秀」の理想像とはかけ離れたものでした。


フィンランド本土 VS オーランド諸島

さて、ここまで散々この大学の先生たちを痛烈に批判するような内容の事例を紹介してきましたが、もちろんこの大学の先生全員がこうだというわけではありません。質問にマトモに答えてくれる先生もいるし、こういう先生たちは総じて授業の構成もしっかりしてて、授業用の教材をちょっと見ただけで「この授業で何をやろうとしてるのか」の意図がちゃんと伝わってくる内容になっています。

ですが、僕はある日気づいてしまったのでした。このようなマトモな性質を持つ先生たちはことごとくオーランド諸島ではなくフィンランド本土出身の人たちだったという事に。

ある先生は、Facebookのプロフィールを見つけてしまったので、それを見てみたら最終学歴が「オーボアカデミー(Åbo Akademi)卒」となっていました。オーボアカデミーはフィンランド本土南西部のトゥルクという都市にある大学です。

他にも、出身大学がわからなくてもスウェーデン語のアクセントから明らかにオーランド諸島ではなくフィンランド本土出身だとわかる先生もいました。フィンランド本土のスウェーデン語圏で話されているスウェーデン語はスウェーデンやオーランド諸島のものとは明らかに違うアクセントで、スウェーデン語上級者が聞けば一発で本土の人だとわかります。

いや~すんません。とりあえずこんな感じで、少なくとも僕の観測範囲内ではオーランド系の先生で「話が通じる」と「授業の組み立てが上手」の両方を併せ持つ人が見当たらないんですよ。

僕以外にもオーランドの外から移住してきた(フィンランド本土や外国出身)人はいますが、彼らもまたオーランドに対して似たような印象を持っているようです。そのため、オーランドの外から来た人たちが集まるとこういう内輪ネタな愚痴が吹き出るというのは「オーランドあるある」なのです。


オーランド大学が「無能教員」をクビにできない事情

以前書いた記事

の動画内でも述べられているように、フィンランドの教職課程は選抜が非常に厳しく、基本的には能力的にも人間的にも教師としてふさわしい優秀な人材が教員になる、と言われています。

しかし、実はこれが当てはまるのはあくまで小学校の先生になりたい場合です。動画内の最後の質疑応答でも指摘されていますが、「高校などの義務教育以降の教育に関してはフィンランドの教員や教育システムが他国よりも優れているという明確なデータはありますか」と聞かれ、講演者本人も「義務教育以降の事は私もよく知りません」と答えています。これは逆に言えば、高校や大学の先生になるには必ずしも小学校教員のように熾烈な競争を勝ち抜く必要ななく、教員としての適性に欠けた者でもそのポジションにつけてしまう可能性が高まるという事です。

そしてオーランド諸島は元々人口が少なく、当然大学も小さくて職員の数も少ないので、常に人材不足という問題を抱えているようです。

例えば、先ほど紹介した僕の友達の現役プログラマーのお父さんは、「バカで無能」と評した例の先生に関して「こんな奴はクビにすべき」とまで言っていたそうです。ですが、実際にオーランド大学が彼を切る事はありえないでしょう。

この先生は教師としての適性は壊滅的ですが、技術者としては優秀で、大学内のPC環境の設定作業などはかなりの部分をこの人に頼っているそうです。例えば、ウチの大学にはAndroid Studioというツールを使った「モバイルアプリ開発」という授業もあるのですが、Android Studioを大学のPC室で使えるようにするにはLinux環境の設定をいろいろといじくる必要があり、こういう作業はもうここ15年以上もこの先生に頼りっぱなしで、他にできる人がいないそうなのです。

従って、いくら教師としての適性を欠いていてもそう簡単には切れない。下手に教員のポジションから外して彼のプライドを傷つけてヘソを曲げられてしまったら、技術者系の仕事までも辞められてしまうかもしれず、そうなっては大学側も非常に困る。大学はこの先生の授業には問題点が多く、毎年学生からの苦情が多くきていた事も把握していたのですが、こういった事情もあり彼には強い態度を取れないでいるようなのです。

フィンランド本土でプログラマーをやっている知人にも「オーランド諸島はヘルシンキなどの都市部と違って場所的にも優秀な教員を呼び寄せにくいと思う」と言われましたし、地理的に不利だという背景もありそうです。


それでもオーランド大学が留学先としてアリな理由

あくまで僕の観測範囲内限定の事とはいえ、外からの移住者たちの証言や大学の教員の質を見ているとフィンランドには学力(特に国語力)に格差があるように思えます。フィンランド本土内での各自治体間での学力格差は直接は知りませんが、少なくともフィンランド本土とオーランド諸島の間には学力格差がありそうです。特に大学で。

僕のブログにはたまにフィンランド移住の足掛かりとしての留学を考えている人から相談メールが届くのですが、上記のような事情があるからといってこういう人たちに対して「とりあえずオーランド大学はやめといた方がいい」とは僕は思いません。以下に理由をいくつか挙げます。

良い先生もいる

当記事ではオーランド大学の問題のある先生の特徴をいろいろ挙げましたが、もちろんそういう人ばかりではなく良い先生だっています。

僕はオーランド大学に入る前に既に日本で大学を出ていますが、そこでの専攻は英語科でしたし、その後の仕事も主に英語に関連した仕事だったため、IT系の事は一切やっていませんでした。オーストラリアのワーホリ中に時間が余分にあった時に自主的にC言語のテキストで勉強したり、Youtubeで見つけたアメリカの大学のコンピューターサイエンスの講義動画を見ていたぐらいで、それ以外は特に何もやっていなかったのでした。

オーランド大学のIT科に入ってからはデータベースやJava、フロントエンド、デザインパターン、JSONファイルの扱い、フレームワークなど、独学でかじってただけの時には勉強した事のなかった分野や使った事のない技術にいろいろ触れる事ができたため、入学前と比べればやはりかなり知見が広がりました。これはやはりちゃんとした先生が体系的なカリキュラムを組んでくれたおかげだと思います。

就職しやすい

フィンランドの大学にはアカデミックな内容を重視するYliopisto系(スウェーデン語ではUniversitet)と、職業訓練学校的な位置づけにあたるAmmattikorkeakoulu(スウェーデン語ではHögskola)の2種類があり、オーランド大学は後者の職業訓練学校的な性質を持ちます。そのため、いくつかの地元企業と大学につながりがあり、毎年一定数の学生がこういった企業とのパイプを利用して職に就いています。

以前書いた記事

でも紹介したように、僕は2019年の夏に地元IT企業で有給インターンをさせてもらえたのですが、その時僕の他にもう1人同じ大学からインターンに採用された人がいました。僕はまだ大学3年生で授業が残っていたので夏休みが終わったら大学生活に戻りましたが、彼は既に4年生だったという事もあり、企業側から「夏休み後もこのままウチでフルタイムで働かないか」というお話をいただき、そのまま正規雇用に至ったそうです。

他にも、僕の1学年上の先輩には僕が普通に1発で合格していた課題や期末テストで不合格を喰らうという事が何度かあり、プログラミングの能力自体も特別高いわけでもなかったのについ先日地元IT企業に無事就職が決まった、という人もいます。

IT企業への就職の可能性はプログラミングの技術力の高さと必ずしも比例するわけではなく、技術以外の部分で利用できるものがあればできるだけ利用するのが戦略的には賢いやり方なのではないかと僕は思います。

他の教育機関のがキツイ可能性

僕は以前

という記事でHive Helsinkiというプログラミングスクールを紹介しました。このプログラミングスクールは現地語ではなく英語でプログラミングを学ぶ事ができ、就職にも強いといわれているのも魅力です。

しかし、Hive Helsinkiも中身を少し覗いてみるといくつか立ち止まって考えてみた方がよさそうな点が出てきます。

例えば、入学倍率があまりにも厳しいという事。2019年度の入学者は1万人超の応募者のうちわずか142人。全体の1.5%以下しか入れない上に、入学テストだけでも4週間かかるので、「そもそも入学できるのか?」という問題が出てくるわけです。

また、Hiveの学生たちに内部事情を聞いてみた所、やはり全く不満がないというわけではないようでした。例えば、

「用意されている講義動画があまりにもわかりにくくて役に立たない」

など、オーランド大学の「先生の説明が壊滅的でワカラン」と大して変わんないような状況が生じているようです。

自主的な学習が必要なのはどこに行っても結局同じ

逆に、オーランド大学はスウェーデン語力の証明というハードルさえクリアしてしまえば、その他に関しては全体的にHive Helsinkiより緩いと思います。大学やスクールのカリキュラムのみに頼っていたら必要な技術が全てつくわけではないというのはたぶんどこに行っても同じ事なので、そこは自分でネットでいろいろ調べて補充すればいいはず。

最近はYoutubeでIT関連の発信をしている人も多くいますし、僕も今持っているIT系の知識のおそらく半分ぐらいは大学の授業ではなくこういったYoutuberさんたちの情報発信を通して身につけたものです。

以前の記事

でも紹介したように、エンジニア志望の人にオススメなYoutuberは

TechLead
KENTAさん

の2人です。

僕がオーランド大学卒業後の進路やどの授業を取るべきか、あるいは避けるべきかを考える上で非常に役だったのは下記のビデオ。

最近AIが話題になっている事もあり、この動画を見る前は僕は漠然とオーランド大学の『機械学習』の授業も受講しようかと思っていましたが、この動画ではTechLeadがそのような考えを一刀両断しています。

・「例えばJavaScriptとMachine Learningを同時に勉強したって、この2つを1人で同時に使う仕事なんて見つからない」
・「JavaScriptをしっかりやっておけばまずはフロントエンドのポジションでIT業界に潜り込める。それを切り口にバックエンドも触れておけば、フルスタックとしてキャリアの幅が広がる」
・「最近のIT系の学生にどんな分野に興味があるかと聞くと9割ぐらいは『機械学習』と答えるが、実際にはCS専攻の学生でその分野で仕事に就くのは1割もいけばいいほうじゃないか?」

こういった情報を聞いた事で、去年の夏の有給インターン時にJavaScriptメインのポジションを与えてもらっていてそれを土台にキャリア形成をしようと思っていた僕には機械学習を学ぶのは現段階ではコスパが悪いなと考えを改め、大学での機械学習の授業も受講しない事に決めたのでした。そのおかげでやらなくてもいい勉強に時間を奪われるのを防ぐ事ができています。

KENTAさんに関しては、Youtube以外にもTwitterでも毎日情報発信をされていて、それも非常に参考になっています。例えばKENTAさんは『雑食系エンジニアサロン』というオンラインサロンを運営しており、そこでWeb系エンジニア転職希望者たちが転職活動用に作ったWebアプリをレビューしたりもしているのですが、優秀な初学者の作品をTwitter上で下記のように紹介しています。

ここで

・「インフラにAWS」
・「CircleCIでCI/CDパイプライン構築」

などの用語が出てくるのですが、こういったものはオーランド大学の授業では出てきませんでした。

TechLeadにしてもKENTAさんにしても、この2人の情報発信を見てなかったら知らなかったであろう事が非常に多く、ネット社会の恩恵をありがたく思うのと同時に、もし大学の課題しかやってなかったらどれだけ知識の欠けた状態で卒業する事になっていただろうと、少しゾッとしました。

ちなみに、KENTAさんの運営する『雑食系エンジニアサロン』は月額980円で僕も参加しているのですが、実際に中に入って見てみた感想としては、これからエンジニアになりたいと思っている人にとってはもの凄く良好な環境。

先ほどの「KENTAさん驚愕ツイート」で紹介されるような「超絶ポテンシャルを持つ初学者」がゴロゴロいますし、プログラミング上級者や現役エンジニアの方々も非常に親切に初学者を応援してくれる環境です。

僕は情報収集は日本語だけでなく英語でもスウェーデン語でもフィンランド語でもできるのですが、僕の知る限りでは、ここまで良質なコミュニティは日本国内だけでなく海外でもなかなか見つかっていません。

フィンランドにプログラミングで移住を狙っている人も、日本でエンジニアになりたい人も、まだの人はぜひ参加してみてはいかがでしょうか(^^)

『雑食系エンジニアサロン』の参加はコチラから。
https://kentakatsumata.net/archives/10