エンジニア転職希望者がチェックしたい2人のYoutuber

どうも、『タンクトップ語学マスター』というチャンネル名でYoutuberやってます、シンイチです。

https://www.youtube.com/channel/UCnd3bzuitCVObfD8ybyTawQ

ここ最近、日本でもプログラミング熱が高まってきていて、エンジニアに転職したい人も増えてきているようです。そこには圧倒的なエンジニア不足という需要と、最近は日本でもエンジニアは待遇がよくなってる職場が増えてきているらしいという背景があるのだとか。

実は僕もエンジニアになろうとしている内の1人。ただし僕の場合は日本ではなくフィンランドのIT企業での就職を狙ってます。元々北欧に移住したい気持ちが強く、北欧で仕事をゲットするための近道がプログラミングらしいぞ、という情報を嗅ぎつけてこっちの大学のIT科の学部に入学したのでした。

日本での新卒一括採用ならともかく、転職組や海外就職を狙う人は用意されたレールの上を走っているだけでは仕事にありつける可能性は低いです。そのため、自主的に情報収集に励む必要があります。以前ならブログ巡りがポピュラーだったかもしれませんが、最近は動画で情報発信をするYoutuberもかなり増えてきました。そこで今回は、近い将来エンジニアとして転職あるいは就職したいならぜひおさえておきたいYoutuberを僕の独断と偏見で2名ご紹介します。


1人目:KENTAさん

1人目は日本人のエンジニアのKENTAさん。大学は文系出身ながら、エンジニアとしての豊富な経験と幅広い知識を惜しげもなくお話してくれます。KENTAさんはエンジニアに転職する事のメリットだけでなく現実の厳しさも隠さず教えてくれるので、業界未経験の人には非常に有益な情報となるでしょう。

KENTAさんの特徴1:個々の自立を促す情報の深さ

彼の動画の特徴の1つは、視聴者1人1人が与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えて情報の信頼性を吟味できるような「情報リテラシー」を身につける事を促しているという事です。

例えばこちらの動画

『髪を切るべきかどうか床屋に聞くな。(ポジショントークについて)』

では、タイトルからも想像がつく通り、「自分にアドバイスをしている人間の立場や利害構造を考えた上で言う事を聞くかどうかを判断しましょう」と、人の言う事を何でもかんでも信用する前に一歩立ち止まって考えたり調べたりする癖をつけるべし、という助言をしています。

これには視聴者に本当の意味で成長してほしいという親切心も、自分で自分の事を解決する姿勢のない人はそもそもエンジニアとして現場で通用しないという現実を単純に知らせたいという思いも両方あるのではないかなと僕は勝手に推測しています。

KENTAさんの特徴2:情報の汎用性の高さ

彼の動画の2つ目の特徴は、その情報の有益さの汎用性の高さにもあります。

例えばこちらの動画

『「なにがわからないのかわからない」という状況への対処法』

では、基本的にプログラミングにおけるエラーの対処方の話をしているのですが、これはプログラミング以外でも日常における「問題解決全般」に当てはまる話なので、プログラミングをやるつもりのない人にも十分ためになる話だと思います。

2人目:TechLead

こちらはアメリカ人で、動画コンテンツは全て英語音声です。彼はGoogleとFacebookの両方でソフトウェアエンジニアとして働いた経験があり、しかもどちらでもTechLeadのポジションに就いていました。

TechLeadとは、チームで開発業務にあたる際にそのリーダー的存在となる人。マネージャーとは違い、自らも「選手の1人」として手を動かしますが、一般的にTechLeadは技術的レベルが高く、「仲間に自分の背中を見せて引っ張る事」ができる事が期待されているそうです。

TechLeadの特徴1:超巨大企業の内情を届ける

彼はGoogleでもFacebookでも働いた経験があるため、どちらの内情も知っています。この2社はGAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)と言われる超巨大企業の『4強』に入っており、その両方の情報を発信できるという人物はなかなか他にいないでしょう。

でもどこの企業も自社内部の情報を漏らされるのは嫌なはずで、彼の情報発信のどこまでがコンプラ的にOKでどこからがアウトなのかはちょっとよくわからない所ですが😅 

Day in the Life of a Facebook Software Engineer.

10 annoying things about working at Google that irritated me

TechLeadの特徴2:オレ様キャラ&遊び心

彼のもう1つの大きな特徴は、これでもかというほどの

「オレ様キャラ」

です。上の動画2つを見た人は既にお気づきかもしれませんが、かなりオレ様ですw

それと所々顔をのぞかせる遊び心。

例えば、彼は同じくカリフォルニアでIT業界で働いているYoutuberのJomaという人とたまにコラボしているのですが、ここではTechLeadがJomaをいろいろとコケにするのがもはや定番の茶番となっています。

Software Engineer vs Data Scientist Interview (featuring Joma Tech)

動画の始めではタイトルの通り「ソフトウェアエンジニアとデータサイエンティストの違い」についてインタビューするはずだったのに、いつの間にか口論が勃発してなぜかストⅡ形式の決闘する事になってしまっていますw 

BGMにはケンの曲が使われてますね。選曲が秀逸😎

(1:03)では波動拳まで飛び出す始末😂

(4:06~4:10) “I know algorithms. I even know how to reverse a linked list”と、マウントを取ろうとするTechLead。

why I stopped making youtube videos

こちらの動画はJomaのチャンネルのはずなのに、なぜかJomaを監禁して動画をのっとるTechLead。隙を見て逃げ出すJomaに

(2:19~2:24)“You weak little data scientist! I know how to reverse a linked list! You don’t!”

と叫ぶTechLead。

この”I know how to reverse a linked list! You don’t!”(俺は連結リストのひっくり返し方を知ってるぞ!お前は知らないだろ!)のLinked list(連結リスト)のくだりは、コンピューターサイエンスを専攻してる人間からするとツボですw

これは車の運転に例えると、

「マニュアル免許を持ってる人がオートマ限定の免許しか持ってない人をバカにする」

系のノリと似てますね。これは特に高校卒業したてのイキってる系男子の間で多い気がします。

「連結リスト」はコンピューターサイエンスの分野で使われるデータ構造の1つで、C言語のような「難しいプログラミング言語」では人間が「手作業的に」自分で処理しなければならない領域なのですが、Pythonのような「比較的簡単なプログラミング言語」であれば、連結リストのデータ処理はある程度はプログラミング言語そのものに自動で任せる事ができます。

ちょうどオートマ車なら簡単にギアチェンジできるのと似たような感じなんです。んで、マニュアル車の免許を持ってる人からしたら、オートマ限定免許の人に対して

「俺はマニュアル車でもギアチェンジできるぞ!お前はできないだろ!」

みたいになる。

データサイエンスで使われるプログラミング言語は複数ありますが、Pythonの人気が高いそうなので、C言語のような難しい言語も扱えるTechLeadは普段Pythonなどの「簡単な言語」で仕事をしてるJomaを

”I know how to reverse a linked list! You don’t!”(俺は連結リストのひっくり返し方を知ってるぞ!お前は知らないだろ!)

と言って小バカにしている、というわけですね。(ただし動画を見ただけではJomaが本当にC言語を扱えないのかどうかはわからない)

TechLeadのチャンネル内をいろいろ覗いてみると、他にも

“You must respect me. I am to be respected” (俺を尊敬しろ。俺は尊敬されるべき人間だ。) 
“You need to shut up and listen to me” (いいから黙って俺の言う事を聞け)

などなど、オレ様感満載のタイトルが並んでいて吹きました🤣

でも中には、タイトルはオレ様でも動画で喋っている中身はけっこうマトモなものもあるので、聞いてみる価値はあるかもです。

まとめ

KENTAさんとTechLead、それぞれを一言でまとめるとすると

KENTAさん:真面目で深い内容。純粋にお勉強向けな動画。

TechLead:真面目なコンテンツもあるが、おふざけ系も混ざっているため、どれが「ただのネタ」でどれが「マジな情報」なのかを自分で見極める必要がある。

といった感じでしょうか。

TechLeadはそういった意味ではKENTAさんの動画と比べて読み取りが難しいかもですね。でも「情報リテラシー」を身につけたあなたならきっと大丈夫!どちらもきっと有意義な動画となるでしょう。

「でも、TechLeadの方は私は英語がわかんないし…」

という人も、ご安心を!当ブログ経由で

という語学コーチングサービスを行っております!ぜひご一読を!

……というのも「ポジショントーク」の1つなので、十分に気を付けましょう。

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