ついに北欧に出発!

2017年8月14日(月)、僕は成田空港にいました。この日は北欧での留学のために日本を出国する日。お盆の時期という事で条件のいい航空券を確保するのはなかなか厳しかったですが、なんとか出発の手はずを整える事ができました。

出国は昼過ぎからでしたが、空港に来るまでの道中で万が一遅れが生じたりしたら話にならんので、空港からシャトルバスが出ているホテルに前泊していました。それもあって午前中は割とゆっくりでき、時間に余裕を持って成田空港入り。日本円をユーロに両替がてら、チェックインの時間まで空港内をブラブラしていました。


空港での淡い期待

そういえばここは成田空港という事で、僕にはぜひ見てみたいものがありました。そう、テレビ東京の『Youは何しに日本へ?』のスタッフがこの空港のどこかで歩き回っていないだろうかと、僕は気になってしょうがなかったのです。

僕はあまり日本人に見えないらしく、特に空港ではやたらと外国人に間違えられます。以前オーストラリアのワーキングホリデーを終えて関西空港に降り立った時も、空港内で3回も職員から英語で話しかけられました。すぐ隣の日本人には日本語で話しかけてたというのに、僕になったとたんに英語に切り替えるとはどういう事か(笑)

同じ日に関西空港を出て難波駅に着いたのですが、関西出身ではなく普段来ない駅だったので路線図をじっと見ていると、今度は駅員さんが「エクスキューズミー。メイ・アイ・ヘルプユー?」とw

このように1日で4回も外国人に間違われた事のある僕なら、成田空港を歩いていればYouとみなされ話しかけてもらえるかも、という淡い期待を抱いていたのですが、残念ながらYouのスタッフは一切見当たらず。

うん、いないね。でも今度こそ出会える事を夢見て、日本に一時帰国する時はできるだけ成田空港を使おう。


乗り換えに次ぐ乗り換え

前述の通りお盆の時期にゲットした航空券なので、格安で直行で北欧までいける便などは到底とれず、何度も乗り継ぎをする旅程になってしまいました。

今回の旅程は、

8/14(月)
14:45 成田空港出発
21:00(現地時間) シンガポール到着 (フライト時間7時間15分)

8/15(火)
00:20(現地時間) シンガポール出発
06:00(現地時間) モスクワ ドモジェドヴォ空港到着 (フライト時間10時間40分)

07:15(現地時間) モスクワ ドモジェドヴォ空港出発
08:25(現地時間) ストックホルム・アーランダ空港到着 (フライト時間2時間10分)

となっており、成田からストックホルムまでの飛行機だけでも24時間以上かかります。

そこからさらにバスを乗り継いで港へ行き、フェリーを使って最終目的地のオーランド諸島まで行くというものです。自宅から成田空港へ行く時間とかも全部含めると、軽く30時間を超える長旅となります。


意外と緩いフィンランドの永住権?

そんな長旅で道中はなかなか暇になると予想していたので、こんな時のために読み物はいろいろ持ってきました。例えばフィンランド大使館から在留許可カードが届いた時に同封されていた”Welcome to Finland”のパンフレットとか。

このパンフレット、読んでて「おぉ!」と思った瞬間がありました。それは「フィンランドに5年間住み続けていれば永住権の申請ができる」という文言を見た(ような気がする)時です。

オーストラリアの永住権申請のシステムでは、英語力がどれだけあると何ポイント、申請時点で何歳以下だと何ポイント、人手が足りてない職業リストに関連する技能を持っていると何ポイントなどといちいちポイントが割り振られており、そのポイントの合計が一定の点数を超えると永住権申請できるのに対し、5年住んでるだけで永住権って緩すぎやしないか?と正直思いました。

もしこれが本当だったら、僕が勉強する事になってる大学のプログラムは3年半で、卒業した後に半年の就活の猶予期間が与えられるらしいので、卒業後に1年ぐらい仕事しただけで永住権に手がかかるという事になってしまいます。

この記事を書いてる時にもう一度パンフレットをさらっと見てみましたが、どこにそのような文言があったのか思い出せませんでしたし見つけられませんでした。うむ、時間のある時にもう一度このパンフレット読んでおこう。

今の時点で本当に5年住んだだけで永住権申請ができるのかはまだあまり自信がありませんが、そういえばこの後学校で知り合う事になるベトナム出身のフィンランド人のクラスメイトからは「ある程度長い間フィンランドに住んでたら普通にフィンランド国籍とれた」とか聞いたので、5年で永住権というのはやっぱりありえる話なような気もしてきました。

フィンランドへの移住のハードルって、言葉の壁以外に関しては意外とそんなに厳しくないのかも?

※後日確認してみた所、「5年住んだら永住権が取れる」というのは在留許可のクラスがA(労働ビザ、結婚ビザで滞在している人など)である場合らしいです。ただ単に学生で滞在している人はクラスBであり、クラスBの人は在留許可のクラスがAに変わらない限り、何年住んでも永住権の申請権利はないそうです※

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