フィンランド・オーランド大学の新学期、始まる

8月21日の月曜日。この日はいよいよ大学の新学期がスタートする日です。この日は朝から夕方まで3コマ分入っていましたが、全てガイダンスだったので実際の授業には入りませんでした。

1コマ目は大学全般に関するガイダンス、2コマ目は今後の学生生活において必要なIDをゲットするなど、ガイダンスというよりは登録作業といった感じの時間、3コマ目は僕が勉強することになっているIT系の学部でのガイダンスでした。

そういえば1コマ目のガイダンスが終わった時に質疑応答の時間があったのですが、その時に「キャンパス内にコーヒーを飲める場所はありますか?」という質問が挙がるあたりが、さすが北欧だなと思いました(笑)そういえば実際の授業が始まった時も、授業と休憩時間がチャイムで厳密に区切られていないので先生の裁量で休憩を入れるのですが、その休憩の事をパウス(paus)、またはカッフェパウス(kaffe paus)(コーヒー休憩)と呼んでいました。

フィンランド人は「休憩=コーヒー」なのですね。さすが1人当たりの年間コーヒー消費量世界第一位の国です。

ただ、この日の終わりに僕は実はけっこう凹んでました。スウェーデン語があまりにもわからなかったんです。僕はこれまでスウェーデン語を4年ほど語学学校には通わず自分で勉強してきました。スウェーデン人の友達とのスウェーデン語での会話も多くの場合はこれまでスムーズに行っていたのに、今回は聞き取りが全くできなかったのです。

思い返してみれば、今までの僕のスウェーデン語の会話は自分とスウェーデンの友達1対1の会話ばかりであったのに対し、今回の場合は大勢の学生の前で先生が喋り続けるという、僕自身が直接会話の中に入っていませんでした。こうなるとリスニングの難易度は格段に上がってしまい、明らかに僕のキャパシティ超えになってしまっていたのです。

特に3コマ目のガイダンスはあまりにもわからなさすぎたので、たまらずガイダンス後に質問にいきました。すると僕のわかっていない所を英語でも説明してくれたおかげで何とか理解する事ができました。これ、英語というワンクッションがあるおかげで言葉が通じない時も何とかなるけど、それがなかったら本当に大変な事になってたと思います。この時、言葉が通じない事のハンデの大きさをまざまざと感じさせられたのでした。

※ただ、後日判明したのが、このガイダンスをやっていた先生は普段の授業でも非常に説明がわかりにくい事で(悪い意味で)評判だったそうです。なのでスウェーデン語ネイティブの現地の学生たちも「何言ってるの、この人?」って感じだったそうな。なのでスウェーデン語がわからないというより、話そのものがわからなかったんだと思います※

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